成果物から考える習慣

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 成果物(OUTPUT)から考える

システムエンジニアをしていると仕事の関係者にこう言われたことがある「何かの行動をしたときには成果物が発生する」それからという訳ではないが、長年働いているとまずは何にが必要だからこれを行うのようにOUTPUTを先に考えて動くようになっていきました。

こういうのを続けていると、これは他のことでも役に立つ考え方だなと思ったので事例を元に記述したいと思います。

 データ分析や集計をする際

業務にかかる工数のデータを集めてそこから効率化を考えるということでデータの集計をしたのですが、目標があいまいなためどう集計したらよいか分からないことがありました。結局は、データの集計から傾向は見えるのでそれを報告しましたが、そこから明確に効率化になるデータ集計は難しかった印象があります。
その経験からデータ集計は目標というOUTPUTの裏付けでデータを集計する方法のほうが有効ではないかと思います。目標がなければデータからは傾向くらいしか見えませんので、まずは課題に対するこのようにしたらよいという解決策の仮説を立ててそのデータを集計して裏付けしていくというのがよい手段なのかと思います。

別の話ではありますが、BIGデータの分析でも目標がなく解析してもそれは傾向がどうなっているかの当たり前のような結果しか分からないのではないかと最近思えています。

 注意点

ただ、先に決めてしまうと駄目な場合もあるかと思います。それは、課題を解決する目的にあっていないことを成果物(OUTPUT)に決めてしまい進めようとする場合です。この場合、必ず手戻りが発生したり完成しても効果がないものが出来るだけの状況が起きます。

 まとめ

結局目標なく進めるとどこを目指したらよいかが見えなくなっていきます。そのため、まず成果物やOUTPUTとして何を最終的に出来たらよいかを先に年頭において筋道を立てて何を進めたらよいかを考えるという思考方法がよいのかと思います。
これは言葉として記載するのは簡単ですが、頭で理解して習慣として出来るかはまた別の難しさはあるので是非実践いただければと思います。