完璧主義の放棄と見直し

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 完璧主義って

仕事をする上でも他のことでもだが、完璧主義になるとパフォーマンスが落ちると私は思っています。100%を求めて追及することは一見悪いことではないかもしれませんが、それだけの労力を費やすならば他にその労力を回すか別の手段を取って100%に近くなるように目指すほうがよいという私は考えを持っています。

例えば、上司より資料の作成を頼まれたときに、自分が考える100%の資料を作成してから提出するのかそれとも7割くらいの出来で上司に相談してから残りの部分を修正してよくしていくのではスピードも上司が求める出来も違います。
ここで思うのは、完璧主義というのは自分本位な視点からしか見ていないことが問題になると思います。自分が思い込んでいる完璧な状態がありそこを目指すというのは、自分自身で完結するならば勝手にどうぞだが、他者も関わるならばその完璧という方向性が間違っているかもという話かと思います。

 ではどうするか?

例でも書いたが6、7割でまずスピード重視でプロトタイプのようなものを仕上げて、要求している依頼主に確認を取り修正して、依頼主の要求内容どおりに仕上げていくというのが理想の進め方かと思います。

 システム開発で考えた場合

システム開発の手法にも同じ考え方が当てはまります。
開発手法には下記があります。
 ・ウォーターフォール型開発
 ・アジャイル型開発

それぞれ、ウォーターフォール型開発は完璧主義で最初に計画を立ててその計画通りに進めます。
アジャイル型開発は、 6、7割主義でスピード重視でプロトタイプを作成して機能を後から追加して完成を目指します。

一般的に、計画が変わらないのであれば ウォーターフォール型開発 で問題ないのですが、要件が決まっていないのであれば最近は アジャイル型開発 で進めるような傾向があります。気づいたことは、仕事の進め方もシステムの開発も思考方法は似ているという話にはなるのですが完璧主義がダメであればウォーターフォール型開発もダメという結論になるのではないかと。ただ、現実は両方の手法が合わさったような進め方になっているのが現実ではないでしょうか。

これを書くきっかけは「ハーバードの人生を変える授業」を読んで、その中で完璧主義を手放すという内容があり思いつきましたので一応紹介。