この記事は、コロナの影響で結婚式を中止にしてキャンセル料で悩んでいる人向けの内容です。延期やキャンセルするかで悩んでいる方も一読頂ければ参考になるかもしれません。
目次
1:自分の状況
・2020年6月に結婚式を予定していたが、緊急事態宣言が出る前の4月上旬に中止を決断
・事前の申込金や内金で合計40万円を支払い済み。
・一回目の打ち合わせは終わって、招待状の印刷までは発注している状況。
上記の状況で、コロナの影響で中止にしているため、利用規約通りのキャンセル料では納得いかないなと交渉している状況になります。
2:実際の結婚式のキャンセル料
まず、キャンセル料がどれくらいかかるかを結婚式場側に見積を依頼しました。利用規約どおりに1回目の打ち合わせ後の見積額の30%+実費で計算されました。一回目の打ち合わせの見積が200万円ほどなので50万円前後(実費のペーパー代2万円)になります。
ネット上で話題になっているほどの百万円超える金額ではなく、この金額は自分としては覚悟していましたが、緊急事態宣言も出ている状況で全て客側の都合にするのは納得が出来ず、利用者都合ではないだろうとキャンセル料の減額を交渉しています。(誤解がないように書いておきますがキャンセル料をゼロにしろとまでは考えていません。)
3:キャンセル料が納得いかない場合の対処法
今回のコロナの影響でキャンセル料の負担が多いと思う場合に交渉する手段をネット上の記事等を参考にしてまとめた対処法は下記です。
①消費者センター、法テラスに相談
⇒ネット上にはよく載っている対応です。コロナで外出自粛もあるので私はまだ実際に相談していませんが、本当に相談してちゃんと対応してくれるかはその相談場所で色々なのかと。
②ネット上に載ってる弁護士の見解の記事を参考に、自己都合でないことを主張し交渉
⇒私は、まずこの手段を取りました。相手の結婚式場が応じるかは分かりませんが、弁護士の見解を盾にして主張するのは正当な方法と思いますし、相手側としても法的な観点からの論理的な主張に対しては無視はしづらいのではないかと思います。
<参考になったHPのリンク>
・コロナで結婚式が中止に…式場のキャンセル料、支払うべき?
・コロナで結婚式はキャンセルすべき?キャンセル料を支払わない方法について弁護士が徹底解説
・【特集】どうする『結婚式』…悩む新郎新婦に”金銭面”のさらなる負担 配慮する式場側も”危機 (※動画あり注意)
他にもTwitterで新聞の記事を公開されている方の画像等も参考にしました
下記の2つは個人的な見解の対処法です(参考程度で)
③納得できないなら、キャンセル料を直ぐに払わない
⇒キャンセル料は、払うと後からの返金は中々難しいと思います。そのため、実費などの平均的損害以上の金額を払わないほうがいいです。このコロナの状況より、ブライダル業界は資金がショートすることを焦っていると思われます。そのため、期限までに払えというかもしれませんが納得しなければ直ぐに応じなければいいと思います。納得してないのだから、交渉を続けることが必要と思います。また、考え方としてはよくありませんがその内その会社は倒産するかもしれません。
④キャンセルの連絡をする前に、見積内容を変更しておく
⇒これはどちらかというとキャンセルの事前対応です。有効かは分かりませんがキャンセルを決断したら、まず見積内容を変えましょう。キャンセル料が見積額より計算されるのであれば、逆手に取ってキャンセルの連絡をする前に参加人数を最低人数に変え、料理、ドリンク、ケーキ、引出物等を最低限のグレードに落として見積もってもらえばいいのではないかと考えます。(コロナの影響で参加人数減ったや、金額的に苦しい等を適当に言って変更を試みましょう。これには何かしら応じると思います。)
その見積を取って貰ってから、キャンセルしてしまえばキャンセル料も大幅に減らせる可能性はあるかと。ただ、日数が経つとキャンセル料の割合が上がるので注意。
あと、結婚式の衣装等を購入させられる場合、その時にサインを求められるかもしれませんがそれもその場でサインせずに先送りしましょう。サインしてしまうとキャンセル料の見積に追加されてしまいます。
上記に大きく4点書きましたが、納得していないのに泣き寝入りでそのままキャンセル料を払うのではなく、出来る範囲でまずやってみるのがよいかとは思います。これは同じ境遇の人がそれぞれ対応して、声を上げなければならない内容ではないかと感じてます。
(なお、納得しているなら払いましょう(笑)ここに書いているのは納得しない場合なので)
4:キャンセルに対する結婚式場側の対応
参考程度ですが、交渉していく中で結婚式場側の応答内容で気になったことを挙げていきます。
①キャンセル料は、皆同じように払っているから利用規約どおりに払えという考え。
②コロナの影響で中止にしようとしていることを何も考慮してくれない。一方的にキャンセル料を決める。
③緊急事態宣言後に特約として延期は無料と提案あったが、あとからキャンセルする場合は最初の日取りから計算する(つまり、当初の結婚式の日程を過ぎてからキャンセルは100%で計算)
どこの結婚式場かは書けませんが、上記のような応答の感じでした。対応は式場によると思いますが、基本的に結婚式場側が優位なことしか返答してきません。結婚式場側からすると取りやすい客側からお金を取れるだけとろうとしているようで、個人的には客の都合だけの中止ではないのでブライダル業界全体で国に支援を訴えたらいいのにとは思います。
※現時点で交渉中なので進展あれば追記するかもしれません。
5:(おまけ)コロナの状況の結婚式の見解
キャンセル料ではないですが、今年や来年に結婚式を考えている方は私は下記と考えます。
<延期の人>
延期については個人的な見解ではこのコロナがいつ収まるか分からない状況のため、今年であれば中止にしたほうがいいと思っています。延期で先にお金を払う場合は、その結婚式場や会社が倒産する可能性もありますのでそのリスクも考慮したほうがいいです。
<結婚式場を今から探す人>
今から結婚式場を探して、来年に結婚式をやろうと考えている人も今はまず何もしないほうがいいと思います。完全に収まってから行動したほうが何も不安にならずに済みます。
また、このコロナの状況でどうしても式をするならばどうすることが出来るだろうと考えることもあるので挙げてみます。
<コロナ状況での結婚式>
・披露宴は諦める。(大人数で集まるため)
・挙式だけを行う(二人だけ or 両親を含める程度)
・前撮りのように記念写真くらいで我慢
・挙式の状況をライブ中継して、参列してほしかった人にネット上のオンラインで見てもらう。見れない人は、後でDVDや何等かの方法で動画を提供。
上記をするには、結婚式場側がそのようなプランを提案もしくは許可する必要があると思いますが、現状延期か中止するかだけで視野がせまくなっており結婚式の在り方を変えようとする気が感じられません。このブライダル業界は、この状況が続けばどんどん倒産していくと思います。それであれば、コロナの状況に合わせたリーズナブルで簡易な結婚式という在り方をもっと考えて提案する式場が増えてほしいなと切に願います。